2024年4月前半の記録

4月前半に観たもの読んだもの記録

▶観たもの プリンセスと魔法のキス

めちゃくちゃ良かったんだけど…なんでわたしは今までこれを観てなかった…?それくらい素晴らしかった。
自ら運命を切り開くタイプの主人公でとても好感が持てた。ナヴィーン王子の「僕は料理、きみはダンス」の台詞が好き。友達のシャーロットは金持ちと結婚するぜ!ってクセの強いタイプではあるけど友情に厚いのが泣かせる。一生ティアナと仲良くしてくれ〜!レイのアレは…話の繋げ方がうますぎてほえ〜て感動していた。あとファシリエにさあ〜アラスター要素をめちゃくちゃ感じて…s2以降で悪人として成敗されるならあの退場の仕方してほしいな…。
序盤のミュージカルシーンでアニメのタッチが変わるのが最高に好き!舞台であるニューオリンズはジャズの街らしいので、だからなのか音楽にとても力が入ってたように感じた。今まであんまりD作品積極的に観てなかったけど、D作品の2Dアニメって動きの細やかさや演出が本当に素晴らしいですよね…。これが最後の2D映画らしいけど、ほんとにもう作らないんですか!?一生!?

クルエラ

最高だった〜〜〜〜〜〜!!!今のところ2024年に見た映画で一番好きかもしれない。とにかくファッショナブルでどの衣装も素敵だった!お話自体はシンプルでわかりやすいので、それがワクワクする演出や美術をより引き立ててくれてる。犬が頑張ってるのもかわいい。悪属性の強い女対決ってどうしてこう燃えるんだろう。お互いバチバチしてて絶対引かねえ!って感じなのでドロドロというより見ててスカッとする。エステラとしてのエマ・ストーンもクルエラとしてのエマ・ストーンもとにかく表情が良かったです。クルエラからエステラに戻って母への想いを吐露するシーンがすごく好き。
クルエラは悪魔に魂を売り渡したことで一度は苦労を分かち合ってきた家族を駒のように扱うけど、家族愛は血の繋がりではないと知ったからこそ、最終的に取り戻すことができたのかな。ほかの誰に理解されなくてもこの人たちがわかっていればそれでいい…って感じのバルコニーのシーンがお気に入り。
成り上がりヴィランの野心メラメラ・頭の回転が速い・人間臭さがあるってところがめちゃくちゃ好きなんですよね。苦労した経験も彼らを形成する一部になってるのが感じられて…。
▶読んだもの

掃除婦のための手引き書 / ルシア・ベルリン
壮絶な話が多いのに淡々とした語り口のおかげか悲劇的な雰囲気はあまり漂ってない。こんな不幸はよくあるもので、なんら特別な人生ではないよと言われているようだった。『ママ』の最後が好き。母の人生に想いを馳せ、ひどいことばかりしてきた母を許せる気がすると言う妹に対して、主人公である姉が思う「私に…そんな優しさはない。」の一文が重い。
ささっと読むには全然向いてない!シンプルで過不足ない文章だけど、それゆえに行間に込められているものを想像しながら読まないと、取りこぼすものがあまりにも多くなる。手元に置いて、今日1日はこれ!と決めてひとつの短編をゆっくりゆっくり読むようなそんな読み方が合ってる気がする。

第三の嘘 / アゴタ・クリストフ
MOTHER3の兄弟の名前の元ネタと知って『ふたりの証拠』とあわせて読み始めた。基本的に過酷な出来事の連続なんだけど、たまに光が差すように穏やかな時間が訪れて、でも彼らはその幸せを自ら捨ててしまうから悲しい。
クラウスを無碍に扱いリュカを切望する母。母とクラウスに会いたいリュカ。母の世話をし、リュカの訪問に怯えるクラウス。たとえ母の愛が与えられなくても必要とされる今を手放したくなくて、クラウスはリュカを拒絶したのだと解釈した。最後はたぶんクラウスもリュカと同じ結末を辿るのかな…。
悪童日記は以前に読んでたけどこれを機に読み返しました。悪童日記大好きなので、その面白さを改めて実感した。MOTHER3あんまり進めてないけどこの三部作読んだらめちゃくちゃ不安になる…。さすがにここまでにはならないよね?ねぇ!他の人の感想を読んでたらうみねこのなく頃にと同じ構図ってあって、おかげでどっちの作品も若干解像度が深まった(気がする)。


諸事情でディズニープラスに再加入したんだけど、親切な方々の英知により面白い作品に出会えて大変ハッピーです!ありがとうございます!家の中で長時間座って映像見るのが苦手なので休み休みにはなるけど、教えてもらった作品色々見てみます!あ、スキップとローファーも今毎日1話ずつ読んでる!志摩くんがどんどんひねたところを出してきててとても嬉しいです。D作品に限らずおすすめは常に募集してるので何卒よろしくお願いします!!!私のおすすめはハズビン・ホテルです。すいません永遠に言ってて…本当に良いから…。冬インテのオンリー出たいな!